産婦人科婦人科(付属器)
卵巣嚢腫核出
卵巣にできた嚢腫を、卵巣そのものはできるだけ残して摘出する手術。若い女性が多く、妊孕性(にんようせい)の温存が重視される。所要時間は1〜2時間程度。嚢腫の内容物を腹腔内にこぼさないことが最大のポイント。
体位
砕石位+頭低位。TLHと同様に支脚器と下肢の圧迫、ずり落ちに注意する。
麻酔
全身麻酔(気管挿管)。
皮膚消毒
腹部(臍上〜恥骨)+外陰部・腟部。子宮マニピュレーターを使う場合は腟内も消毒する。
基本セット
特殊器械
ディスポーザブル製品
嚢腫の内容物(特に皮様嚢腫やチョコレート嚢胞)が腹腔内に漏れると、化学性腹膜炎や癒着の原因になる。回収バッグを早めに準備する。
内容物が漏れた場合はすぐ大量洗浄が必要。温生食と吸引洗浄装置を即座に使える状態にしておく。
卵巣は残す組織。熱による損傷を避けるため、術者が電気メスの使用を最小限にする場面を理解しておく。
卵巣の縫合は細い糸を使う繊細な操作。糸を絡ませず、適切な長さで渡す。
摘出物は病理検査へ。嚢腫の壁と内容物の扱いを術者に確認する。
若年女性が多く、整容性(傷跡)にも配慮される。閉創時の皮膚縫合材料を確認しておく。
若い患者が多く、妊孕性温存への不安が大きい。入室時の声かけと、術後説明の場を整えることも看護の一部。
砕石位+頭低位の体位管理は丁寧に。腓骨神経麻痺は術後の生活に長く影響する。
内容物が漏れた場合は洗浄量が一気に増える。温生食の追加を先回りして準備する。
検体(嚢腫)の取り扱いを確認する。悪性が疑われる場合は術中迅速病理に出すことがある。
術中迅速病理を行う場合は、提出から結果までの時間と連絡経路を把握しておく。
予測される合併症:卵巣機能低下、癒着、出血。術後の月経や妊孕性に関する不安に配慮して申し送る。
内容物の腹腔内漏出:直ちに大量の温生食を追加し、吸引洗浄を繰り返す準備をする。
術中迅速病理で悪性と判明したら、術式変更(付属器切除・大網切除など)に備えて器械と時間を確保する。
出血時は吸引とシーリングデバイスを追加し、開腹移行に備えて応援を呼ぶ。
アナフィラキシー(ラテックスや薬剤)を疑う急変では、原因薬剤の投与を止め、救急カートを搬入する。
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リンクは2026年8月4日時点で実在を確認したものです。
今日もおつかれさま。ひとつ覚えたら、明日はもう少しラクになります。