脳神経外科の手術看護
脳神経外科で行われる手術9件について、体位・麻酔・必要器械・器械出しのポイント・外回りのポイント・要注意ポイント・緊急時の対応を、 医師向けの手技解説ではなく看護師の視点だけでまとめています。
脳血管3術式
- 開頭脳動脈瘤クリッピング術クリッピング脳動脈瘤(くも膜下出血の原因)に対して、頭蓋骨を開けて顕微鏡下に動脈瘤の根元をクリップで挟んで血流を遮断する手術。破裂例は緊急手術になる。顕微鏡操作と極細の器械、そして「静かな手術室」が求められる。
- 頸動脈内膜剥離術CEA頸動脈の動脈硬化によるプラーク(狭窄)を取り除き、脳梗塞を予防する手術。所要時間は2〜3時間程度。頸動脈を一時的に遮断するため、遮断中の脳血流の維持が最重要で、血圧管理が生死を分ける。
- 脳動脈瘤コイル塞栓術コイル塞栓術脳動脈瘤に対して、足の付け根の動脈からカテーテルを脳まで進め、瘤の中にコイルを詰めて血流を止める血管内治療。開頭しないが、血管撮影室(またはハイブリッド手術室)で透視を見ながら行い、被曝管理とヘパリン管理が要点になる。